北朝鮮のミサイル発射に備え、厳戒態勢を取った防衛省では、地下3階の中央指揮所に詰めた幹部らが、発射情報を示す大型モニターを凝視していた。米軍から発射を確認したとの情報が入っても、予定された沖縄県の上空通過は確認できないまま。「何だこれは。失敗なのか」。緊張感が張り詰めた中、指揮所は異様な空気に包まれた。
「入感」。午前7時40分ごろ、米軍から早期警戒衛星が発射を捉えたとの声が指揮所内に響いた。幹部らの視線は軌跡を示すモニターの一点に集中。要員らは慌ただしく電話で連絡を取り始めた。
自衛隊はイージス艦や地上配備型レーダーでミサイルを追跡する予定だったが、沖縄県上空まで伸びるはずの軌道は確認できない状態が続いた。
その後、ミサイルは上空約120キロまで上昇したものの、空中分解して黄海に落下したとの情報が届く。「とりあえず日本の領域に落ちなくてよかった」。幹部の1人は安堵(あんど)の表情を見せた。(2012/04/13-10:36)
届かぬ軌跡「何だこれは」=打ち上げ失敗に安堵も-防衛省
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Author:ryo
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